安価ながらも育成時の牧場でのコメントが良く、私の所持2歳馬3頭の中ではもっとも走りそうだった我らが愛馬エンジェルウィング。
デビュー戦は16頭とフルゲートでしたが4番人気とかなり支持を受けます。しかし、事前の追い切りは水準以下の動きで私は半信半疑で7、8着を予想。レースもずっと促しっぱなしで早々に垂れての大敗を覚悟しましたが6着と案外上位に食い込みます。福永祐一騎手曰く「馬格に見合うだけの中身が伴っていない感じで、走り方も分かっていないような印象。また全体的に関節の緩さもある」という見立てで、それでこのくらい走れるのなら少なくとも未勝利戦くらいは脱出してくれるだろうと思えました。
2戦目は追い切りの動きが良くなり初戦以上を期待しますが、やはり道中は促しっぱなしの5着。相変わらずの競馬下手です。
なかなか変わらないのかと心配もしましたが、川田将雅騎手が連続で乗ってくれた前々走は相手関係も前走2着馬が4頭とこれまで以上に厳しくなり大敗も懸念されましたが、さすが超一流の川田将雅騎手、好スタートからハナを奪いきり、キックバックを防いでくれます。そうすると馬は道中気分よく走れ追い通しではなくなりました。
最後に外から脚を伸ばしてきた馬に交わされましたが、すぐ後ろを着いてきた人気馬2頭には最後まで競り合い、抜群の勝負根性で最後差し返しての2着!!勝ち上がりは時間の問題になり嬉しい限りです。これでいて、まだ終始外に逃げるなどロスは大きく、これが解消する為に、鞍上の進言でハミを替えることになりました。
前走は牝馬限定の1400mがあれば最高でしたが番組的にありませんので、距離短縮の牝馬限定戦か得意距離の牡馬との一般戦かで悩み結局距離を重視して牡馬との一般戦に出走することになりました。
前走2着の牡馬が2頭いて決して楽なメンバーではありませんでしたが、強い競馬で優勝!!私としても3世代ぶりの勝ち上がり馬となってくれました。
レース後、滅多にそんなことを言わない川田将雅騎手から、500万と言わずもっと上を目指せる馬とのコメントを頂戴し、これは来年が本当に楽しみです。
使い詰めで硬さが出始めていたと言うことで勝っても負けても放牧に出さなければならなかったくらいの状態だったとのこと。またしばらくはダートの大きなレースはないということもあり12月14日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。
2月6日に更新されましたクラブ公式HPエンジェルウィングの近況報告によりますと、12月14日から硬さが出始めていた為にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたエンジェルウィングが2月6日に栗東トレセンに帰厩したということです。
まだ次走の予定などは出ておりませんが、500万クラスで出走するのでしょうね。だとすると、2月18日 京都6R 3歳500万下 ダート1400m 混合或いは2月24日 阪神5R 3歳500万下 ダート1400m 混合辺りに出走するのでしょうか。間隔や、阪神で勝った実績があることから後者が有力と思いますがどうでしょう。また、厩舎においてじっくりと仕上げるというのなら3月18日 阪神5R 3歳500万下 ダート1400mに牝馬限定戦がありますが、さすがにそこまでは待たないでしょうね。
前走前 12月6日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.7
3F 39.0
2F 25.5
1F 12.6
2月8日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.6
3F 41.1
2F 26.6
1F 13.0
2月12日 栗東CW 稍重馬場 馬なり楽走
助手
5F 72.6
4F 57.8
3F 44.1
1F 14.7[6]
2月15日 栗東CW 良馬場 末強め余力
助手
6F 85.6
5F 69.6
4F 54.1
3F 40.2
1F 12.9[6]
フェリシアルチア(古馬500万下)馬なりの内を1.0秒先行同入
2月18日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.8
3F 43.9
2F 29.3
1F 14.3
2月21日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
小崎綾也
4F 54.4
3F 39.8
2F 25.3
1F 12.6
ピカバ(3歳未勝利)馬なりを1.0秒追走クビ遅れ
2月8日、6日に帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。ハロン15秒程度の追い切りですが、終いは13秒と脚を伸ばされています。休養期間がそこそこありましたからここから本数を重ねて次走でいきなり勝ち負けくらいの状態で出して欲しいですね。
以下は同日(2月8日)更新されましたクラブ公式HPエンジェルウィングの近況報告です。
「牧場でもうまくリフレッシュできていたようでしたし、火曜日にトレセンへと帰厩させています。今朝は坂路で追い切ったのですが、まだ戻ってきてばかりでもありますから単走でサッと流す程度。今のところは阪神開幕週を目標にするつもりで、ここから少しずつピッチを上げていきたいと思います」(牧田師)24日の阪神競馬(3歳500万下・ダ1400m)を目標にしています。
ということで私は18日の京都6Rか24日の阪神5Rかと予想していましたが、24日の阪神5R 3歳500万下 ダート1400m 混合に出走予定ということです。これなら十分に時間はありますしかなり良い状態で出走できそうですね。もちろん、川田将雅騎手が引き続き乗ってくれるのでしょうね。
2月12日、15−15で追い切られました。馬なりですが競馬ブックでは”楽走”という評価で余裕を感じます。以前よりもパワーアップしていそうで楽しみですね。
2月15日、ウッドチップコースで長めを追い切られました。時計は平凡ですが専門誌は競馬ブックでは”好気配保つ”、デイリー馬三郎では”出来安定B”とどちらも高評価を頂戴しております。気配は実際に見ていないとわからないですからねぇ。
以下は同日(2月8日)更新されましたクラブ公式HPエンジェルウィングの近況報告です。
「先週追い切った後もまだ体には余裕がある印象でしたので、今朝はCWコースで併せて長めから終いしっかりと追い切りました。動きはモサモサしている感じもありましたが、長めからやったことで息遣いは良くなってくるでしょうし、これで素軽さも出てくるはずですよ。大型馬なので休み明けがどうかですが、昇級戦でもあるのでまずは次につながるレースをしてもらいたいですね」(牧田師)24日の阪神競馬(3歳500万下・ダ1400m)に川田騎手で出走を予定しています。
体に余裕があるということで長めで追い切られたようです。どうも牧田先生のトーンからはまだ本調子ではなさそうですが、良い走りを期待しております。鞍上が前走同様川田将雅騎手であることが正式に発表になりました。エンジェルウィングを最もよく知る騎手ですし、今回も乗っていただけるのは有り難いですね。これからもずっと川田将雅騎手に乗り続けて貰いたいですね。
2月18日、15−15程度の追い切りで終いだけサッと伸ばしています。順調ですね。あとは水曜日にしっかりと負荷を掛けて本番ですね。大型馬で叩き良化型のような気がしますが、初戦からある程度走って欲しいですね。
2月21日、一杯に追い切られ同世代の馬をかなり後ろから追走し、ほぼ同入しました。相手は未勝利とはいえ新馬戦から2着、3着、4着と芝のレースで好成績を挙げている馬です。エンジェルウィングは良い動きですし一杯に追い切られているのも好感が持てます。追い切り本数もそれなりですしいきなりから期待しています。
私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。まだ完璧な状態とは思いませんが、力は出せる状態だと思いますし、やはり大型馬ですから1度使われての次はもっと動きも状態も良くなるでしょう。
デイリー馬三郎では”動き軽快B”と高い評価を頂戴しております。
以下は同日(2月21日)更新されましたクラブ公式HPエンジェルウィングの近況報告です。
「先週コースで長めから追い切ったことでだいぶ素軽さが出てきたので、今朝はいつものレース前と同様に坂路で追い切りました。小崎騎手に手伝ってもらい、相手を追走する形から最後は併入。5馬身ぐらい追走したのですが、まったく無理せず追いついてましたし、活気があっていい動きだったと思います。休み明けですが、昇級戦でどれだけやれるか楽しみです」(牧田師)24日の阪神競馬(3歳500万下・ダ1400m)に川田騎手で出走を予定しています。
牧田和弥先生も”活気があっていい動き”だったということで良さそうですね。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エングローサー | 福永祐一 | 12/16 ひい5下 | 中山芝1600 | 6 | 4 | 2 | 11 | 4 | 1 | ||
エンジェルウィング | 川田将雅 | 12/09 未勝利 | 阪神ダ1400 | 1 | 2 | 2 | 5 | 6 | A− | ||
ガウラミディ | 高倉稜 | 2/03 500万 | 京都ダ1200 | 9 | 12 | 7 | 7 | 7 | 13 | ||
カミノコ | 2/03 500万 | 京都ダ1200 | 4 | 5 | 3 | 6 | 1 | 除 | |||
グリム | 幸英明 | 1/27 はこ5下 | 中京ダ1400 | 7 | 3 | 1 | 3 | ||||
コパノキッキング | 川須栄彦 | 2/04 未勝利 | 京都ダ1200 | 1 | 10 | ||||||
タマモカトレア | 11/03 新馬 | 京都ダ1400 | 1 | 1 | |||||||
ディーエスパースン | 佐藤友則 | 1/20 なず5下 | 中京芝1400 | 11 | 10 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
ブルベアルッコラ | 太宰啓介 | 2/03 500万 | 京都ダ1200 | 6 | 10 | 10 | 7 | 1 | 9 | ||
マイネルレヴリー | 1/20 500万 | 中山ダ1200 | 9 | 9 | 1 | 7 | 5 | 3 | |||
マッスルマサムネ | クリストフ・ルメール | 1/08 500万 | 京都ダ1400 | 16 | 4 | 5 | 1 | 2 | 3 |
表中 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート16頭のところに現在11頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エングローサー | 福永祐一 | 12/16 ひい5下 | 中山芝1600 | 6 | 4 | 2 | 11 | 4 | 1 | ||
エンジェルウィング | 川田将雅 | 12/09 未勝利 | 阪神ダ1400 | 1 | 2 | 2 | 5 | 6 | A− | ||
ガウラミディ | 高倉稜 | 2/03 500万 | 京都ダ1200 | 9 | 12 | 7 | 7 | 7 | 13 | ||
カミノコ | 武豊 | 2/03 500万 | 京都ダ1200 | 4 | 5 | 3 | 6 | 1 | 除 | ||
グリム | 幸英明 | 1/27 はこ5下 | 中京ダ1400 | 7 | 3 | 1 | 3 | ||||
コパノキッキング | 川須栄彦 | 2/04 未勝利 | 京都ダ1200 | 1 | 10 | ||||||
ディーエスパースン | 佐藤友則 | 1/20 なず5下 | 中京芝1400 | 11 | 10 | 地 | 地 | 地 | 地 | ||
ブルベアルッコラ | 太宰啓介 | 2/03 500万 | 京都ダ1200 | 6 | 10 | 10 | 7 | 1 | 9 | ||
マイネルレヴリー | 和田竜二 | 1/20 500万 | 中山ダ1200 | 9 | 9 | 1 | 7 | 5 | 3 | ||
マッスルマサムネ | クリストフ・ルメール | 1/08 500万 | 京都ダ1400 | 16 | 4 | 5 | 1 | 2 | 3 |
表中の 騎手の太字は乗り替わり
フルゲート16頭。スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
枠順は、外枠が有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
有利な枠順 外枠 有利な脚質 先行 ポイント 先行力、枠順 種牡馬ベスト シニスターミニスター、キングカメハメハ、ブライアンズタイム 連対騎手ベスト 浜中俊、福永祐一、川田将雅、岩田康誠、武豊、和田竜二 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5 2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4 2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8 3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7 3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1 3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5 3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8 古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7 古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5 古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2 古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2
今回もエンジェルウィングの鞍上は主戦の川田将雅騎手です。前走は見事に勝ち上げてくださいました。レース後、滅多にそんなことを口にしない川田将雅騎手が500万と言わずもっと上を目指せる馬とエンジェルウィングを評してくださったということで、それだけ評価の高い馬なら次走も乗ってくださるとは思っていましたが、実際に乗っていただけるということで有り難いですね。
勝ち上がりから3か月。この短期間で見違えるほど馬が良くなっているとは考えづらいですが、レース毎に走りが良くなっていますし、川田将雅騎手もこの馬を手に入れておられますから昇級戦とは言え好走を期待しています。
川田将雅騎手と言えば、今や浜中俊騎手と並び、日本の若手のツートップ。技術、センス、追いの強さなど、どれをとっても超一流で、馬の能力以上のものを引き出してくれる安心感抜群の騎手です。私の騎手ランキングでも最高ランクの「S」評価です。実績、勝率等申し分ない超一流の騎手です。
我が愛馬には過去15度騎乗していただいておりますが、1度6着があっただけでそれ以外は全て掲示板を確保してくれています。素晴らし過ぎる掲示板率です。2014年9月には500万クラスでも低迷をしていたグランデアモーレを抜群の騎乗で1000万クラスを突破させていただきました。その後準オープンでは戸崎圭太騎手が乗ってかかってしまい制御出来ず大敗など一流の騎手でも上手く制御できないような馬を意図も簡単に抑え込んで操る技術は特筆モノです。また2014年2月のマデイラでは、こちらも500万クラスでもさっぱり勝ち負けに絡めずに低迷していたマデイラを抜群の判断でハナに持って行き、追いの強さで持たせて残し勝ち上げてくれました。彼でなければ勝っていなかったと思います。
私も過去GTでの騎乗ぶりに苦言を呈したこともありましたが、それは過去の話。今は安定感も抜群で本当に乗れる騎手に成長。もちろん期待は大きいです。
2018年2月20日現在、中央通算1150勝、勝率12.8パーセント、連対率23.7パーセント、GTは10勝。2016年のダービー(マカヒキ)など。重賞は61勝。これは同期の中でも群を抜いて素晴らしい成績です。
昨年(2017年)は中央91勝(全国騎手リーディング6位)、勝率15.4パーセント、連対率31.3パーセントとトップジョッキーの数字。本年(2018年)はここまで15勝、勝率14.2パーセント、連対率34.0パーセントと連対率が異様に高い。
川田 将雅(かわだ ゆうが)は1985年10月15日佐賀県生まれの32歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する15年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は安田隆行厩舎所属。現在はフリー。
曾祖父(川田若弥)が佐賀競馬場所属の騎手で、祖父(川田利美)・父(孝好は地方競馬全国協会(NAR)佐賀競馬場の現役)・伯父(宮浦正行は大井競馬場の現役)が調教師という競馬一族に生まれ、自然と騎手を目指すこととなった。同じくJRA所属の鮫島良太騎手とは、幼稚園時代から先輩後輩の関係。
妻は元タレントのおおつか麗衣。
2004年、栗東・安田隆行厩舎所属の騎手としてデビュー。同期は高野和馬、丹内祐次、津村明秀、水出大介、吉田隼人、上野翔、藤岡佑介らがいる。3月7日中京競馬第2競走のシュアリーゴールドでデビューし、15頭立ての5着に入る。初勝利は3月20日、阪神競馬第8競走のホーマンルーキー。1年目は16勝で終わるが人気薄の3着が多く、その頃からも穴騎手として注目されていた。とりわけ500万円以下クラスの3着率が高く、1年目の3着17回のうち12回は500万円以下クラスでのものであった。
2005年は成績を大きく伸ばし、39勝を挙げた。しかし特別競走での勝利は前年のゲヴァルトの甲東特別とエイシンヘーベの大濠特別の2勝のみで、依然として穴騎手という印象が強かった。
2005年2月26日の丹波特別でゲヴァルトがゲートで暴れて第2頚椎骨折を発症し斃死した。その時、将雅は真っ先にゲヴァルトの元に向かい、その後関係者から渡されたゲヴァルトのゼッケンを持ち帰り、泣き崩れていたという話がある。将雅にとっては初の特別勝ちをもたらしてくれた馬である。
2006年からはフリーの騎手として活動している。小倉大賞典をメジロマイヤーとのコンビで逃げ切り(騎乗したメジロマイヤーの馬主である「メジロ牧場」の勝負服(白・緑一本輪・袖緑縦縞)を着用すべきところを、誤って「メジロ商事」の勝負服(白・緑一本輪・緑袖)を着用しレースに騎乗するアクシデントがあった(勝負服を用意するのは調教師である田島良保の義務となる))、重賞初制覇を達成する。さらに中京記念ではマチカネオーラとのコンビで豪快に捲り、重賞2勝目をあげた。そして、東京優駿(日本ダービー)で初めてのGT級競走騎乗を果たす(スーパーホーネットで15着)とその直後の目黒記念をポップロックで勝利した。
8月に通算100勝を達成。しかし、9月30日の中京競馬第4競走で落馬し、右橈骨骨幹部骨折・右尺骨頭脱臼という大怪我を負った。2007年1月6日の京都競馬で復帰するまで長期休養を余儀なくされた。
2006年には関西騎手リーディング11位、2007年には同8位、2008年も同8位に入るなど、若手としてトップクラスの活躍を見せている。また接戦に強く、2006年に写真判定になった際の勝率は10回以上機会があった騎手の中で第1位だった。
2007年4月1日、阪神競馬第1レースの3歳未勝利戦にて白毛馬のホワイトベッセルに騎乗して勝利。JRA史上初の白毛馬での勝利騎手として歴史に名を残すこととなった。この時は余程嬉しかったのか、第1レースの未勝利戦であるにもかかわらずガッツポーズを見せた。レース後のコメントでも「重賞レースと同じくらい興奮した」と語っている。
2008年4月20日、第68回皐月賞をキャプテントゥーレで制覇し、GT級競走及びクラシック競走初勝利を飾った。同期の中では最初のGT級競走制覇であった。この年は重賞を6勝している。
2009年10月に通算300勝を達成。11月3日、公営名古屋競馬場で開催された第9回JBCスプリントをスーニで制覇し、交流重賞競走初勝利を挙げた。
2011年10月3日、第44回スプリンターズステークスにおいて、ダッシャーゴーゴーに騎乗。第2着に入線も、4着に入線したサンカルロの進路を妨害して第4着に降着。2010年10月9日から10月17日まで4日間騎乗停止処分の制裁を受ける。11月20日6回京都6日第8競走にてエイシンナナツボシで勝利し、自身初の年間100勝を達成。この年は109勝だった。
2013年10月12日4回京都3日第7競走(3歳500万下)をマラネロで制し、本年最速自身2度目の年間100勝を達成。最終的に120勝を挙げ、JRA最多勝利は逃したもののJRA最高勝率を獲得。この年は年間100勝達成者が7名おり、その中でGT未勝利は川田と北村宏司(年間101勝)のみである。また、川田は阪神ジュベナイルフィリーズでハープスター(2着)、朝日杯フューチュリティステークスでアトム(5着)と2週連続でGT競走1番人気を背負ったが勝利する事は出来なかった。しかし、宝塚記念では5番人気ダノンバラードをジェンティルドンナ、フェノーメノ、後にGT馬となるトーセンラーを抑え、ゴールドシップの2着に入線している。 さらにこの年は自身初のJRAフェアプレー賞を獲得している。
2016年5月29日、第83回日本ダービー(東京優駿)でマカヒキに騎乗し優勝。ダービー初制覇と共に史上8人目の3歳牡牝クラシック競走完全制覇を成し遂げる。9月11日、阪神6Rをラヴアンドドラゴンで制し、JRA通算1000勝を達成した。デビューから12年6カ月5日、30歳10カ月28日で節目の大台へ到達した。武豊(デビューから8年4カ月23日、26歳4カ月9日)に次ぐ史上2番目のスピード記録となった。
「パワーとバランスは素晴らしいの一言。しっかりと馬を抑え込み、追いに入ると姿勢を崩すことなくガッツリと伸ばしてくる。立ち回りも自在だ。外から交わされて完全に負けという態勢になりながら、しごいて差し返すことがある。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)
ほっさん愛馬での成績 (15戦5勝)
2010年 8月 1日 ステップシチー 小倉記念 GV 小倉芝2000m 5着/13番人気
2011年 7月24日 フランベルジェ 2歳未勝利 京都ダ1200m 1着/1番人気
2012年11月 4日 フロアクラフト 2歳新馬 京都芝1800m 2着/2番人気
2012年11月 8日 マデイラ JRA指定交流 沙流川特別 門別ダ1200m 4着/2番人気
2013年 1月12日 フロアクラフト 3歳未勝利 京都芝1800m 1着/3番人気
2014年 2月22日 マデイラ 稲荷特別 1000万下 京都芝2000m 1着/2番人気
2014年 9月20日 グランデアモーレ 瀬戸内海特別 1000万下 阪神芝1400m 1着/4番人気
2016年 1月30日 グリューヴァイン 500万下 京都ダ1200m 6着/1番人気
2016年 4月 9日 グリューヴァイン 500万下 阪神ダ1200m 2着/3番人気
2016年 8月21日 マルムーティエ 2歳新馬 小倉芝1200m 3着/1番人気
2016年 9月11日 マルムーティエ 2歳未勝利 阪神芝1400m 3着/1番人気
2016年10月 8日 マルムーティエ 2歳未勝利 京都芝1600m 4着/2番人気
2017年10月21日 エンジェルウィング 2歳未勝利 京都ダ1400m 5着/3番人気
2017年11月11日 エンジェルウィング 2歳未勝利 京都ダ1400m 2着/8番人気
2017年12月 9日 エンジェルウィング 2歳未勝利 阪神ダ1400m 1着/2番人気
2013年1月12日 京都5R 3歳未勝利で愛馬フロアクラフトに騎乗する川田将雅騎手(1着/3番人気)
競馬ブック
見解
「コパノキッキングは既走馬相手のデビュー戦を好時計で大楽勝。揉まれたケースがどうかだが、能力的にはここも突破できる。ダート適性ありそうなエングローサー、クラス2走目のグリム、1ハロン延長で追走が楽になりそうなカミノコも争覇圏。」
短評は「平穏」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU マッスルマサムネ △△ △△ △ △△ エングローサー ○ ▲ ▲ ▲ グリム △ ◎ ○ △ ブルベアルッコラ △ △ 穴 カミノコ ▲ △ △△ ○ コパノキッキング ◎ ○ ◎ ◎ エンジェルウィング 穴
あとは無印
予想オッズ
以下50倍以上省略
馬名 予想オッズ コパノキッキング 2.2 エングローサー 4.0 グリム 4.7 カミノコ 6.3 マッスルマサムネ 7.6 エンジェルウィング 12.9 ブルベアルッコラ 19.8 マイネルレヴリー 38.8 ガウラミディ 46.1
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 エンジェルウィング 67 54 67 59 コパノキッキング 81 81 エングローサー 76 75 76 68 グリム 79 60 79 56 カミノコ 77 77 69 75 マッスルマサムネ 73 73 66 19
デイリー馬三郎
本紙の見解
「胴と脚の長いフォルムでも、◎エングローサーは血統や脚元、走法からダート変わりは魅力的に映る。長距離輸送が続いた疲れを取り除き、関西圏のダート千四を目指して活発な攻め気配を披露。仕上げに抜かりはなく、一変の要素は満載だ。〈吉田〉」
◎ エングローサー
○ コパノキッキング
▲ グリム
× マッスルマサムネ
☆ カミノコ
△ エンジェルウィング
僅か10頭立てのレースに印を付けすぎだろッ!!
エンジェルウィングは全13記者中 ×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 6記者
エンジェルウィング(1着)
「2番手を取ってスムーズなレースができました。2着馬が思っていたより渋太かったので交わすのに苦労したけど、何とか掴まえてくれましたね。」(川田将雅騎手・競馬ブック)
「2番手でスムーズに競馬ができました。2着馬がなかなか止まらなかったので苦労しましたが、無事に勝ち上がれて良かったです」(川田将雅騎手・デイリー馬三郎)」
「ありがとうございました。2着馬に楽な感じで逃げられて、4コーナーでちょっと離されかけたのは想定外だったのですが、1番人気のクリストフがつついてくれるような形になって最後までしっかり伸びてくれました。前走はササる癖が気になりましたが、ハミを替えてもらったことと、馬自身の成長で今日は気になりませんでした。多少硬さは出ているようですが、改めていい馬だと思いましたし、まだまだ上を目指せる器。今後が楽しみです」(川田将雅騎手・キャロットクラブ公式HP)
「休み明け3戦目で、多少硬さは出てくる頃でしたから、なんとかここは勝ちたいと思っていました。逃げた馬が楽だったので心配しましたが、追ってからの脚はしっかりしていましたし、力のあるところを見せてくれてホッとしました。ここまでコンスタントに使ってきていますので、このあとはいったん放牧に出す予定です」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)
「軽く促してリンクスナナからはつかず離れずの2番手。4角手前で動き出し、直線ではなかなか手前を替えなかったものの、ひと追い毎に詰めてキッチリ差し切った。」(競馬ブック)
エンジェルウィング
「放牧を挟んだけど、直前の動きは上々。前走の勝ちっぷりなら昇級でも期待。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)
「勝ったあとは放牧へ。今週の動きも良かったですし、これまでの内容からして、昇級してもそこそこやれるでしょう。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)
エンジェルウィングは前走で未勝利脱出。今回は昇級戦ですが、10頭と少頭数でしかも弱面揃い。このメンバーでさっぱりなら生涯もう1つ勝てるかどうかくらいの馬と見るべきでしょう。大型馬で休養明けの叩き1走目、しかも勝ち上がった時も1戦目よりも2戦目、2戦目よりも3戦目と使いつつ状態は上向いてきました。
そんなわけで不安は少なく無いですが、川田騎手の「将来500万と言わずもっと上を目指せる馬」というコメントを信用して良い走りを期待しています。
エンジェルウィングの馬体重は前走プラス6キロの524キロ。過去最高体重です。前のコパノキッキングは煩い馬でしたが、エンジェルウィングは落ち着いて堂々と周回できていました。体は少し緩いかな?という印象でした。
エンジェルウィングは全馬の中で1番良いスタートを切ります。そこから無理にハナを主張することなく4番手へ。この無理をすければハナにでも立てそうなスタートは素晴らしいですね。
川田将雅騎手はわざと内に入れて砂を被らせるような形で運び、今後に向けて馬を教育してくれています。さすがに促しつつの追走になったものの、以前よりもしっかりと追走できており、ズルズルと後退するようなことはありません。こういうところ1つ取っても馬が以前よりも競馬上手になっていますよね。
道中も1頭だけ鞍上の手が動いていて、これで直線持つのかなぁと不安にならないこともないですが、エンジェルウィングは直線で渋太いんですよね。
残り600mの地点ではもう鞍上の川田将雅騎手の手が激しく動いています。そこで後ろからついてきていた2番人気のエングローサーにはアッサリと交わされ、ズルズルと後退しそうな雰囲気ですが、直線に向いて早めにムチが入ると伸びないものの失速もせずにいつものように渋太い脚で踏ん張ります。脚が上がった3番人気のカミノコを交わし4着で入線!!10頭立てと少頭数でしたが、4着と上位に入ってくれたのは嬉しいですね。
今回のエンジェルウィングの走破時計は1分25秒8良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分25秒5、勝ち馬の走破時計は1分24秒5でした。
2着で1番人気馬に騎乗していた川須栄彦騎手が、時計が速過ぎたと舌を巻くように勝ち馬の時計は別格です。エンジェルウィングも大型馬の叩き1走目にしては競馬ブックの推定勝ちタイムと0秒3しか変わりませんし、何よりも勝った前走よりも1秒以上も時計を詰めています。
この感じなら1度使われた次走はもっと走れるでしょうし期待はふくらみます。
エンジェルウィング(4着)
「内容としてはいい感じで走ってくれましたね。昇級戦でしたし、次につながると思います。」(川田将雅騎手・競馬ブック)
「内容はいい感じでした。昇級戦でしたし、次につながるレースでした。」(川田将雅騎手・ラジオNIKKEI)
「今日は休み明けということで緩さを感じ、返し馬の段階から動きがまだ物足りませんでしたね。レースでは内に入れてわざと砂を被らせるような形で運び、促しつつの追走にはなったものの、それでも進んでいかないということはありませんでした。内容的には決して悪いものではありませんでしたし、次につながるレースはできたと思います。これで変わってきてほしいですね」(川田将雅騎手・キャロットクラブ公式HP)
エンジェルウィング(4着)
「仕上がる。リングハミ。内の様子を見ながらジワッと行かせて4番手。3角手前で内に入れてコースロスなく追走。4角手前から追い出して離されないようについていったが、直線では伸びずバテずで流れ込み。」(競馬ブック)
4着本賞金が110万円。内国産馬奨励賞が20万円。特別出走手当が41.8万円。合計171.8万円。1口で割りますと3200円程度になると思われます。
大型馬の叩き1走目でポカが心配されましたが、それなりの走りでした。しかし、未勝利の時も1走目よりも2走目、2走目よりも3走目と走る毎に走りが良くなってきたエンジェルウィングですから、1度使われた次走は当然今回よりも大きな期待がかかります。今回は川田将雅騎手も返し馬の段階から物足りなさを感じておられたようですし完調ではなかったようです。
もちろん、それでも今回も叩き1走目とはいえ、勝ち上がった前走よりも時計を1秒以上も縮めてくれていますし進化し続けてくれています。
次走は3月18日 阪神5R 3歳500万下 ダート1400m 牝馬限定ではないでしょうか。おそらく牧田和弥先生も最初からここ狙いのひと叩きだったと思われます。ここなら今回と違い牝馬限定戦です。今回も牡馬には先着を許しましたが、牝馬には先着を許しておりません。限定戦なら更なる前進は確実です。
ちょうど3月18日は私の休日ですし、また競馬場に応援に行きたいですね。そこでよろしくお願いします(笑)。
今回は仕事で競馬場に行くことができませんでしたので、あわよくば次に繋がる2着なんてズルいことを考えていましたが、かなりそれに近い良いレースでした。
エンジェルウィングのレースはいつも押っつけ押っつけで手応えも悪く、強い馬だと思ったことはないですが、何せ特筆すべきは終いの渋太さです。切れないものの最後まで脚が上がらずに頑張ってくれるんですよね。もっとも川田将雅騎手の剛腕だからということはあります。別の力のない騎手が乗ると最後はもっと失速するでしょう。
川田将雅騎手あってのこの馬です。次も乗って欲しいですね。それにしても私と川田将雅騎手の相性は抜群で、これで愛馬には16戦乗っていただいていますが、掲示板を外したのは僅かに1度。その時も6着でした。川田将雅騎手が愛馬に乗ってくれれば確実にそれなりの賞金を獲得してくれます。次も勝てなくても掲示板に載ってくれれば満足です。
頑張れエンジェルウィング。次は3月18日なら現地に応援に行くぞ!!
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